人の愛って・・・。


日本を襲った大震災から、早くも2ヶ月が経とうとしています。


この想定外の災害で人は何を学んだのでしょうか・・・。


このゴールデンウィークの期間中に、奈良にある妻の実家へ3年ぶりで帰りました。


私の住んでいる埼玉県(関東)と京都や奈良(関西)とでは、街の明るさが違うことに気づきます。
店内の照明は眩しく輝き、原発事故による電力不足の影響はまったくありません。


また、こちらの方々には節電という意識はありません。(わたしが会った数人の方ですが)
関西では地震の影響はなく、被災地の状況を身近に感じることは難しいのでしょう。


これは逆に、阪神大震災のときにもいえることです。


震災直後から盛んに流れていたACの「みんなで乗り越えよう・・・」、
「がんばろう日本」という、いかにも偽善の臭いがするコマーシャルに、
違和感を覚えられた方も少なくはないようです。


被災地に支援物資を運ばれた方や住民の方々からの話によれば、頑張りようもないのに
「みんなで頑張ろう」などというこころのない掛け言葉や、自我を満たす目的のボランティア
は、はっきり言って「うざい」そうです。


人は同情することはできても、わが身のことのように愛することはできないのです。
一時的に憐れみのこころを働かすことはできても、その人に寄り添い続けることはできません。


けれども、人にできないことを神はしてくださいました。


神でありながら天の御座より下ってこられたイエス・キリストは人となり、
罪を犯すことはありませんでしたがすべての試みを経験されてから、
私たちの贖いのために十字架で死なれました。


そして今、あなたの真の隣人となって寄り添っていてくださるのです。


あなたもこのお方を信じて、受け入れることができれば幸いです。


主は、ご自身が試みを受けて苦しまれたので、試みられている者たちを
助けることがおできになるのです
。」(ヘブル2:18)