福音を本当に理解していますか?


この福音は、あなたがたが神の恵みを聞き、それを本当に理解したとき以来、
あなたがたの間でも見られるとおりの勢いをもって、世界中で、実を結び広
がり続けています。福音はそのようにしてあなたがたに届いたのです。


こういうわけで、私たちはそのことを聞いた日から、絶えずあなたがたのため
に祈り求めています。どうか、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力に
よって神のみこころに関する真の知識に満たされますように。


また、主にかなった歩みをして、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる善行の
うちに実を結び、神を知る知識を増し加えられますように。」
(コロサイ1:6、9、10)




「福音的」という言葉に肉の思いを混ぜ、いつの間にか「福音+放縦」が福音的
にすり替わってしまったように感じられます。


また、キリスト教もご利益宗教的になり、主を知ることを求めなくなったため、霊
的な貧困クリスチャンが多いようにも思えます。


これが、日本でキリスト教が広まらない大きな原因ではないでしょうか。


キリスト者は、イエス・キリストを信じ受け入れた時に義とされ、神のみ国の住人
として住人登録済みで取り消されることはないでしょう。しかし、そこまでの道のり
(聖化)をファーストクラスで旅するかエコノミークラスで旅するかは、信仰しだい
のようです。


つまり、福音を、そして神のみ心を本当に理解しているか否かです。


旧約の時代では知り得なかったキリストの奥義を、簡単に(ありがたいことですが)
得ることができるゆえに、ありがたみを感じることができなくなったのです。そして、
キリストと共同相続人とされた私たちが受け取った天の恵みが、どれほど素晴らし
いものなのかを理解することができないのです。


これは非常に悲しいことであり、残念なことです。


もう一度、聖書のみ言葉(人の知恵ではなく)を通し、祈りを通して主と親しい関係と
なることができるよう主に従って歩んでゆきたいものです。その歩みの中で、さらに
主を知る知識が増し加えられ、喜びも後からついてくるのでしょう。



どうか、望みの神が、あなたがたを信仰によるすべての喜びと平和をもって満たし、
聖霊の力によって望みにあふれさせてくださいますように。
」(ローマ15:13)