ひとがひとを裁く、ということとは・・・。
物議をかもしながらも、5月21日にスタートした裁判員制度。
その初めての裁判が8月に行われる予定、と言う記事が新聞にありました。しかも事件内容としては、東京都内で発生した、殺人事件だそうです。
被告も弁護側も起訴事実を認めているので、争点としては量刑となるとのこと。裁判員はその判断をすることになります。
さて、いよいよ現実に行われる殺人事件の裁判に、人を裁く側で参加しなければなりません。冤罪であった足利事件のような場合は、どのような判断を下すのでしょうか・・・。また、過去の残虐な殺人事件において犯人のこころの闇や専門家でも意見が分かれる精神喪失といった重大な問題の前で、何を根拠として判決の材料を提供するのでしょうか・・・。
裁判員には人権の重み、そして、命の重みをしっかりとこころの奥で受けとめ、周囲の感情に流されない強い精神が要求されるのかもしれません。