あなたは、決して一人ではありません!!


自ら命を絶つ人や、昨日起こった引きこもりの青年が父親を殺害してしまった、というニュースを聞くたびに、大きな声で「あんたらは、一人じゃないんだぜ」と叫びたい気持ちでいっぱいになる。





青年は自分のこころの叫びを、モニターの向こうにいるバーチャルな世界の住人に届くと期待して発信した・・・。実名で、住所も記して・・・。「誰かに共感して欲しくて」。「誰かが止めてくれることを期待して」・・・。


わたしは仕事柄、「引きこもり」と言われる人と接する機会があります。
今や100万人以上いると言われ、「甘えている、怠けている」というレッテルを貼られがちですがそんなことはなく、多くの人はまじめでこの歪んでしまった社会(家庭環境も影響)に順応できないでもがいているのです。


この事件は、2チャンネルという魑魅魍魎とした闇の仮想世界にSOSを発信しながらも、殺人を犯してしまった。人の欲望の汚物でまみれるような吹き溜まりに、答えがあるのだろうか・・・。そこの住人に、人を思いやることができる血が流れているのだろうか・・・。それとも、鬱積し、よじれ抑えられた感情のはけ口として2チャンネルの住人に、誇示したかったのだろうか・・・。
いや、「誰も理解してくれない。おれは、一人ぼっちだ」と孤独のどん底でもがいていたと、信じたい。


ここでもう一度言う。「君はひとりじゃないんだよ」と。



薄暗い部屋の外の広い世界には、君が考えるような大人ばかりではないんだよ。理解しようと努力している人だっているんだよ。


ただ、部屋の中には残念だけれど答えはないようだ。


最初の一歩はきついかもしれない。風に吹かれて、進むのが難しいときもある。決して、やさしくはないだろう。でも、そこにはホンモノの青い空と眩しい太陽が君を迎えてくれるはずだよ。


人が踏み出したその一歩には、また新たな道が生まれてくるようです。



※下のサイトを参考にしてください。
NPO法人全国引きこもりKHJ親の会⇒http://www.khj-h.com//index.htm
○「心理学総合案内こころの散歩道⇒http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/index.html