愚かな政治ごっこは終わりにしよう。


国会の場は弁論大会なんかではない。
まだ、「アラをうまくほじくる」ことができない自民党・・・?
かつての自民党のように、「言語明瞭で意味不明瞭」戦術を上手に使いこなすことができない民主党・・・?


いいかげんに、もうやめよう!くだらない政治ごっこは。


自家の足元をよく見なさい。対岸の火事だと思っていたら、もう足元まで火が回ってきているのだ。自分の家が、既にくすぶっているではないか。


悠長に、火の恐ろしさ、家の構造や耐火に対する議論をしている余裕などない状況ではないのか。
日本が燃えて崩れる前に目を覚まして、この危機的状況から抜け出る策を、真剣に知恵を出しあってほしいものだ。


「100年に1度の金融津波」が世界経済を襲い、グローバルな金融市場調整、景気の急落が生じた。この結果として、日本財政に深刻な影響が広がっている。麻生政権は2009年度に14兆円の規模の補正予算を編成し、2009年度予算規模は102.5兆円に拡大した。


また、麻生内閣は2009年度国税収入を46兆円と見積もった。ところが、この税収見積もりが大間違いであることが判明しつつある。11月2日付日本経済新聞報道によると、2009年度は法人税収が5〜6兆円にとどまる可能性が高まり、一般会計税収が30兆円台後半にまで減少する可能性が高まっている。


2009年度税収が仮に38兆円に減少すると、これだけで7兆円の歳入不足が発生する。この7兆円の不足を国債の追加発行で賄うと、2009年度国債発行規模は51兆円に達することになる。税収が38兆円、国債発行が51兆円という非常事態が現実のものになる。


一部の偏向メディアは、こうした財政状況の悪化を鳩山政権の責任だと攻撃するだろうが、筋違いも甚だしい。2009年度の財政状況は麻生政権の政策運営の結果としてもたらされるものである。
植草一秀さんのブログより)
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