じいさん、アゲイン。

その電話は、夜7時頃に鳴り出した・・・。
じいさんのホットラインである。
こころを落ち着かせ、明るい声で・・・。「もしもし」
「てぇへんなんだ!!」と、いきなり、じいさん。
「どうしたの」
「火が噴いた!!」
「えっ!!何だってー」
「毛布のコンセントから、火噴いたんだー」


そうなんです。じいさんとの腐れ縁は続いていたのです。トホホ・・・。
話の内容は、毎晩使用している電気毛布のプラグをコンセントに入れようとしたらショートして火を噴いたようです。
それで慌てて、電話してきたのです。
この寒い夜に凍えて死なれでもしたら、じいさん化けて出てきそうなので、新しい電気毛布をカインズで買ってじいさん宅へ緊急出動となりました。

来年の準備

じいさん宅は、いまだに水は井戸、火は薪を使用しているのです。
そのために、来年に使用する薪を山から切り出して乾燥させる必要があるのです。
そういうわけで、このシリーズをご存知の方はお分かりでしょうが、少しずつですが、手伝っていたのです。(暇な方は「秋野菜の準備、その前に。」シリーズをご覧ください。)
都会育ちの軟弱なわたくしめには、チェーンソウで木を切り倒したり、枝を切って束ねたりする作業がこれまたキツイ。
じいさんの厳しい目の中、無理をして作業をするので、翌日はきまって筋肉痛でガタガタ。
それでも、このじいさんの哀愁漂う姿を見ると、また足を運んでしまうのです。
そんなわけで、今日は山から運んできた木を薪にする作業となりました。



※じいさんの優れもののグッズ達(薪割り機)



この機械が、またすごいのです。枯れていないナマの木ですから斧で切るとしたら大変ですが、これは所定の位置に木をセットしてレバーを倒して・・・。
油圧で斧が押されて、写真のようにまっ二つ。
2時間の作業後は、目の前に薪のマウンテン。
今日もじいさんの無事を祈って、じいさん宅を後にしたのです。