子は鎹(かすがい)・・・!?
朝のウォーキングでの楽しみの一つに、コース途中にある新築現場で家が完成されるまでの工程が毎日見られることがあります。
まず地面を掘って、土台となる基礎をコンクリートで造ります。(今はほとんどベタ基礎といい、コンクリートで基礎を造ります)
そして木材で骨組みを造り建て上げていくのですが、その木材同士を繋ぎとめるのが鎹(かすがい)といい、金属でできたコの字型の建築材料(一部ですが)です。
家を建てるために基礎は大切です。同様に、木材同士がしっかりと繋ぎとめられていなければ、簡単に崩れてしまいます。
工事を見ながら、最近の暗いニュースが頭の中を廻りました。いつからでしょうか、幼児虐待や親子の間で殺し合うまでの憎しみを見るようになったのは・・・。
夫婦間の愛は粘着性が弱まるかもしれませんが、子どもが鎹となり、繋ぎ合わさっていることができたはずです。もう、「子は鎹」という言葉さえ死語になってしまったのでしょうか・・・。
私たちと神との関係をみてみましょう。全き聖なる天の父と私たち罪なる人間は、決して交わることができませんでした。
そこに、天の父なる神と私たちの間で「鎹(かすがい)」となってくださったのが御子イエス・キリストです。天の父なる神とイエス・キリストによって繋ぎ合わせられた家(私たち)は、もうどんな地震が来ようが、嵐が吹こうが何が襲いかかろうが、崩れずにしっかりと繋がっているのです。
「私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。」(ローマ8:38、39)