年末の緊急出動!?

いつもの愛するじいさんから緊急出動の要請の電話がありました。^^;


「湯が出ねぇーんだ」・・・。


・・・・・??


「おかしくなっちゃったんだ!!」


・・・・・??


どうやら、湯沸しポットを買ったらしく(私は知りませんでした)、その調子が悪いとのこと
でした。


これは高齢者にみられる会話で、主語や熟語また、前後の説明もなく、あたかも自分が
経験してきたことが、当たり前のように初めて会う人でもすべて共有していると考えて
いるのです。


人は「何度も同じことを聞かれる」と怒りを覚えます。意味が分からず問いただすとそれと
同じことで、お年寄りには「何べん言わせるんだ」というわずらわしさから「怒り」にかわる
のです。


薪で湯を沸かしていたじいさんは、一度ぼやを出したこともあり電気ポットにすることを
勧められており、ついに決心して購入したそうです。一番簡単なポットで湯を出すために
は押すだけで、それ以外はフタをあけるためのレバーがついているだけです。


それでも新しいことは頭にはいっていきません。永年行ってきたことは身についています
が新しい知識は入らないのです。特に機械ものはいくら単純な操作しかなくても、お年寄り
には困難であることを知らなければなりません。


今回の出動は蓋を開ける操作と湯を出す操作の二通りを覚えてもらい、必ず寝る前には
コンセントを抜くことを徹底してきました。


これからますます身体の自由が奪われていくことを嘆き、暗黒の未来に背を向けうなだれ
て歩んでいるじいさんのこころの目が開かれて、キリストの愛を受け取り希望の明日に向
かって歩き出して行くことを祈るばかりです。


肉体の知恵は衰えるばかりですが、御霊の働きがじいさんありますように!!



「主を求めよ。お会いできる間に。
近くにおられるうちに、呼び求めよ。」

(イザヤ55:6)