一緒に集ることをやめない
「ある人々のように、いっしょに集ることをやめたりしないで、
かえって励ましあい、かの日が近づいているのを見て、
ますますそうしようではありませんか。」(ヘブル10:25)
アフリカのサバンナでは、弱い動物は襲われないように群れを成して移動します。
弱い彼らでも大群となることで、安易に近づくことができなくなります。
ところが群れから離れ一匹になると、途端に獲物を狙って猛獣がやって来ます。
これは動物だけの話ではありません。キリストにつく者とされた私たちにも同じよ
うなことが言えるのです。
私たちのサバンナはこの世です。この世の神(支配が許されている)は悪魔であり、
「人殺しで偽りの父」(ヨハネ8:44)なのです。
彼の支配から「キリストによって救い出されたキリスト者」を憎み、自分の支配下に
連れ戻そうとして「ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めて歩き
回っている」(ペテロⅠ・5:8)から警戒をしていなければなりません。
聖書はキリスト者が「一緒に集る」ことや「互いに・・・」ということを勧めてます。教会
に集り礼拝を捧げることはもちろん、「互いに祈り、励まし合う」ことが大切なことだ
からです。
どうしてもひとりになると偏った聖書の理解になりがちです。また、自分というフィル
ターを通してしか見ることができませんので、真理から知らず知らずのうちに外れて
ゆく恐れもあります。悪魔はそんな心の隙間をついて襲いかかり、この世と妥協させ
てしまうことを許してしまうことになるのです。
「週の初めの日に、私たちはパンを裂くために集った。・・・・・」(使徒20:7)