頑固じいさんが、 両手で抱えた湯飲み越しにポツリと、 「ありがとう・・・」。 台所では、湯気の向こうで背中をまるめてばあさんが、トントンと腕を振る。 朝陽でかすむばあさんは、また一回り縮んだよう どれくらいの時間が過ぎ去ったのだろうか・・・。 …
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。