こころのメタボにご注意!(その3)
前回では、「自分のこころの状態を客観的に知る」方法を書きました。
その次に大切なのは、「己を知ったら、相手(存在を)を知る」ということです。
なんだそんなことかー、と思うかもしれません。でも、これが分かっているようでいて、なかなか理解できないのです。だから、争いが生じるのです。
相手を知るということは、人間を知るということになります。
家族も含めて、周囲の人々(他人)をみてください。
「自分と全く同じ考えで、価値観も違わず、持てる能力や行動パターンまでが同じ」なんていう人が、あなたの周りにいるでしょうか?
答えは「NO」です。つまり、誰一人として同じではありません。
「みんな違うんだ」ということなのです。何度も言いますが、ここが大切なことなのです。
そして、これが、個性だと考えます。それぞれ違う個性を尊重し、その人の存在を認める事が、人間関係において求められることとなります。
まずこの理解をもって、他人と接しなければなりません。
そして、「自分の常識は他人の非常識」にもなり、自分の価値観や能力で他人を測ることの無意味さを知ることです。
→次回へ続く