スーパースターという巨星?虚勢?。

先日50歳で亡くなった歌手のマイケル・ジャクソンさん。


アルバム「スリラー」の販売枚数が一億枚というから、キング・オブ・ポップという称号もうなずけます。


その反面、スーパースターという仮面の下から時おり覗かせる素顔は、あまりにも幼稚でネバーランドで奇声を発し、無邪気に戯れる子供そのものであったように思われます。


彼の歌やダンスは、人種の壁を越えて人々の心を捕らえ感動を与えました。


一方、華やかなショウビジネスの舞台裏では、自分のアイデンティティーをつかむ余裕も与えられずに、自己の欲望を満たすアイドルとして祀り上げられた大衆に翻弄され、肌の色や顔のつくりさえ金で自在に変えることができる、という幻想や自己欺瞞に侵されて。


ついにはマイケル自身がゾンビと化し、彼の生涯はスリラーとなってしまった。


いま、自分の本当の姿とこころに戻り、やすらかに休んでいることを願うばかりですが・・・。



※でも、スリラーのダンスはすごいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=cIqj0xD7VCY