こころのメタボにご注意!(その4)

人は一人で生きているのではありません。

良くも悪くも、他人と影響しあって生きています。



何故人は他人に対して腹をたてるのでしょうか?
それは、自分の思い通りにいかないからです。


前に述べましたように、みなそれぞれ能力が違い、価値観も生まれた環境も違います。また、趣味嗜好も違うでしょう。
そんなばらばらな個性の持ち主が集まり、置かれている環境も異なる中で、日々自我を触発させながら生きているのです。


だから、人間の本質や相手の存在を認める余裕が必要になるのです。


いつでも一歩退いて相手を見守る余裕や、自分の心の状態を冷静に眺めることができれば、今と違った世界が見えてくるはずです。


人を不幸にさせるのは、己のこころであり、怒りは間違いなくその人のこころを劣化させ、負のサイクルに取り込まれてしまうのです。


世の中が、少し他人を思う気持ちや不足している点を補い合うこころの余裕を持つことができたなら、今より住み良い平和な社会になることでしょう。