友よ、ヨルダン川を渡ろう!!(その7)

ついに私たちはヨルダン川を渡りました。


もう、あとは主を信頼するだけです。


「キリストは私たちを毎日、毎時、罪の力から救うことができる」ということを憶えておかなければなりません。そのために私たちは苦闘するのではなく、キリストを信頼するのです。





ある少女のたとえ話が紹介されていました。

ある13歳の少女が勝利の生活に入りました。そして誘惑を受けたら、今までとどんな違いがあるかと尋ねられました。少女はしばらく考えると、こう答えたということです。
「この事実がわかる前には、誘惑をしかけてくるサタンと押し問答をしました。するとたいてい、向こうが勝ってしまうのです。でも今は、彼が私の心の戸をノックすると、私は、『主イエスさま。私の代わりにドアに出てください』と言います。するとサタンは、主イエス様がそこにおられるのを知って、『これは失礼しました。どうやら、まちがった家をお訪ねしたようです』と言って、あたふたと逃げていくのです」


なんとも子供らしい微笑ましい話ですが、この子のように素直に信じることが私たちの態度でなくてはなりません。もちろん、勝利の生活とは試みのない生活ではありません。それでも、「わたしの力は、弱さのうちに完全に現されるからである」(コリントⅡ・12:9)私たちが徹底的に弱く(明け渡し無力になったとき)され何もできないときに、キリストが働いてくださいます。


あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」(ピリピ4:19)罪の勝利をすると同時に、悪い思いが罪へと発展する前にキリストが消してくださるのです。


こうして私たちはパウロのように、「私にとっては、生きることはキリスト」(ピリピ1:21)と大胆に公言するようになるのでしょう。


※引用・参考:「主よみこころを教えてください」ある英国の説教者著・いのちのことば社