「気をつけなさい。目をさまし、注意していなさい。」(聖書)

聖書は神の言葉であり、歴史の書であり、警告の書でもあります。


わたしがあなたがたに話していることは、すべての人に言っているのです。目をさましていなさい。」(新約聖書 マルコの福音書13章37節)と神は聖書をとおして警告を発しておられます。


なぜ、「目をさましていなさい」なのでしょう。


かつて経験をしたことがないような不況の嵐が吹き荒れる中、経済だけでなく心までも失ってしまったような事件が当たり前のように報道される時代に、わたしたちは今いるのです。


世界の火薬庫と言われる中東では、一触即発の緊張状態が続いています。アフガニスタンやアフリカでは多くの尊い命が戦争の犠牲になっています。物が豊にある先進国では創造もできませんが、疫病や飢饉で命を落とす人たちもいます。


隣国の朝鮮半島では、弱者である民間人が犠牲になる砲撃戦が起こりました。背後には大国を巻き込んだつばぜり合いが繰り広げられており、暴発がやがて世界を戦いの舞台に引きずり出す危険があるのです。


聖書には「人々の心から愛がなくなり、国と国は敵対し、地震や飢饉がある。また、キリストが再臨されたと言うようなうわさも流れ(もう異端として現れている)人々を惑わす」ことが書かれています。


これは「天地が滅びる」前兆として、聖書は警告をしています。しかし、ノストムダムスのようにいつ起こるかという予言はありません。


ただし、その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。天の御使いたちも子も知りません。ただ、父(神)だけが知っておられます。」(マルコ14:32)


だれも知らないのです。だから「気をつけて、目をさましていなさい。」と言われました。さらに、私たちにも「あなたがたの心が、放蕩や深酒やこの世の煩いのために沈み込んでいるところに、その日がわなのように、突然あなたがたに臨むことのないように、よく気をつけていなさい。」(新約聖書 ルカの福音書21章34節)と信仰にそった歩みをしているように戒めています。


これは2000年も前の、天地を創られた神からの警告です。なぜこんなにも長い間、「滅びる」と言われたことが起きないのでしょうか。神はこれらの滅びる前の現象を知らせると同時に、「福音がまずあらゆる民族に宣べ伝えられなければならない」(マルコ13:10)と、救われる道を与えてくださりました。


完全な愛であるお方は、今の罪のはびこる世の中を見過ごすわけにはいきませんが、辛抱強く「イエス・キリストを信じて救われる」ことを待っておられるのです。


神は、そのような無知の時代を見過ごしておられましたが、今は、どこでもすべての人に悔い改めを命じてあられます。なぜなら、神は、お立てになったひとりの人により義をもってこの世をさばくため、日を決めておられるからです。」(新約聖書 使徒の働き17章30、31節)


聖書には「救い主イエス」のことが書かれています。2000年前にイエスは人々を救うために来られました。もう一度来られることが聖書には書いてあります。「見よ、わたしはすぐに来る。わたしはそれぞれのしわざに応じて報いるために、わたしの報いを携えて来る。」(新約聖書 ヨハネの黙示22章12節)


どうぞ、この神の警告を心を開いて受けとってください。人が生きる意味や生まれてきた理由を知ってください。そして、人生の向こうにある確かな希望をつかんでください。