年寄りことば・・・?
この「じいさんシリーズ」も、あるお年寄りとの係わりの中で、人間の本質や人生の不条理なども見てきましたが、確信もって言えることは、「人はひとりで生きているのではない」ということです。
何より、そのことを通して勉強させられているのは私自身です(色んな意味で・・・^^;)。
と、前置きはこれくらいにして・・・。
実は、じいさんのわがままが、強くなってきて・・・。
「早くしにてぇ!」と言っていたと思ったら、今度はバイクが乗れなくなったので歩くのが不自由なじいさんは、「電動で動くやつがいいって言うんだ」と、物欲を見せるのでした。
空いている時間を利用してじいさんの「アッシー君」をしていましたが、最近は「思い立ったが吉日コール」で今すぐに来て欲しいらしく、今日は行けないことを伝えると、露骨に不快な声になり電話を切るのです。
やれ、やれ、です。
お年寄りには、他人の都合を考える余裕はありません。他人を思いやる心が失われ、自我だけがしっかり残るのでしょう。(成熟したお年よりは、逆に自我が失せていくようになります。)
つまり、幼児に戻るのです。
今回は昼の時間を利用してじいさんを自転車屋に連れて行きました。以前からこの自転車屋に中古のセニアカー(電動三輪車)が置いてあるのを見ていたので試乗するためです。
店のおじさん(オーナー)に指導してもらいながら試乗を終え、一通り説明を受けてこの日は検討するということで店を後にしました。
帰りの車の中でじいさんは「:;@^ー*??」と、小声でポツリ。なにやら不快な様子。
(次回に続きます)