主の復興命令

荒野に呼ばわる者の声がする。
『主の道を整えよ。
荒地で、私たちの神のために、
大路をたいらにせよ。』
」(イザヤ書40:3)




イザヤ書は66章からなっており、ちょうど聖書の構造(66巻)と似ています。
1〜39章までが旧約聖書(39巻)、40〜66章までが新約聖書(27巻)に対応しています。


預言者イザヤが書いたのであれば、ヨハネのように神から啓示をうけて書いたのでしょう。


わたしたちキリスト者も40章から始まる主の言葉を注意深く聴く必要があります。
「主の道を整えよ」と命じておられるからです。


今回の震災は、津波によって建物をがれきの山として街の形を一変させ、
被災された方々を絶望の底へと叩き落してしまいました。


自衛官や消防士、土木関係者のみならず多くのボランティアの方々が今、
復興のために不休で汗を流しておられます。


被災された方々が、また元の平穏な暮らしに戻れるよう願って・・・。




さて、わたしたちの復興作業はこの世(バビロン)の中にあって「主の道を整える」ことです。
それは、やがて来られる主を迎え入れる準備をすることです。


つまり、主が来られても良いように、人々の心を整えることです。



シオンに良い知らせを伝える者よ。
高い山に登れ。
エルサレムに良い知らせを伝える者よ。
力の限り声をあげよ。
声をあげよ。恐れるな。
ユダの町々に言え。
『見よ。あなたの神を。』
」(イザヤ40:9)