霊的熱中症にご注意!
「鹿が谷川の流れを慕いあえぐように、
神よ。私のたましいはあなたを慕いあえぎます。
私のたましいは、神を、生ける神を求めて、
渇いています。」(詩篇42:1,2)
今年は例年より早く梅雨入りしたため、夏が短いのかもしれません。それでも日中は蒸暑く、
特に免疫力の低い幼児やお年よりは、熱中症に気をつけなければなりません。
熱中症の予防には休養や水分(塩分)補給が大切ですが、怖いのはお年寄りにみられる水分
補給が必要な状態なのに喉の渇きをおぼえない、ということです。その結果、死に至ることも
あるのです。
荒野で生きる鹿にとって、水を得ることは命がけの作業です。それでも足元の悪い断崖の下を
流れる川の水を飲まなければなりません。
私たちには飢え渇きがあるでしょうか。
知らずしらずのうちに体内の温度が上がり、喉の渇きをおぼえることもなく水分補給もせずに
おり、やがて死ぬこともあるのです。
これは、信仰生活にもあてはまることではないでしょうか。
霊的熱中症とはイエスを信じて御霊を与えられたにもかかわらず、御霊に必要な「栄養(喜び、
祈り感謝)」(テサロニケⅠ・5:16〜18)を摂らないために、その御霊を肉の中で「消してしまう」
(5:19)ことです。取り去られることはないでしょうが、働きを殺してしまうことになるのです。
この世に、何のためらいもなく流されていては「飢え渇き」をおぼえることはないでしょう。
常に自分の生き方を聖書の御言葉を通して、いつでも御霊による飢え渇きをおぼえながら、
歩んで行きたいものです。