もろい絆、切れない絆。

昨年は「絆」という漢字を用いて表現されました。


絆とは良い言葉です。人はいくら強がりを言っても一人では生きていけません。
人と人とのつながりの中で他人を思いやり、時には傷つけあいながらも生きて
いくものです。


昨年の震災の前で私たちは、人の無力さやはかなさを知らされました。そんな中
から互いに哀れむこころが生まれ、絆を築くことができたのかもしれません。


しかし、人と人との絆はもろいことも、私たちは知っています。ともすると一時的
なムードの中での掛け声で終わってしまいます。慈善行為もただの自己の欲求を
満たす手段になってしまうのです。


それが人であるのも、また事実であることを知らなければなりません。


そろそろ私たちも心を開いて、すべてを創られ支配されている存在(創造主)を知ら
なければならない時です。そしてこの存在に目を向けたときに、わたしたちはすべて
の真理を知ることになるのです。


創造主は切れてしまった絆を回復し、わたしたちが戻ってくることを願っています。この
絆を回復して下さったのが「イエス・キリスト」なのです。


これから私たちは聖書の歴史を生きてゆくことになります。そこには過去に起こったこと
も、これから経験しなければならないことも正確に書かれています。


一時的な慰めでもなく、何もすることができない神々(偶像)にでもなく、真の神である
救い主イエス・キリストを受け入れ、この方を頼り私たちが本来帰る場所である創造主
のもとへと歩んで行ければ幸いです。




「イエスは彼らに言われた。『わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。
わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。』」

ヨハネ福音書14書6節)