これが真理だ

「すべての国々の民よ。これを聞け。
世界に住むすべての者よ。耳を傾けよ。


低い者も、尊い者も、
富む者も、貧しい者も、ともどもに。


私の口は知恵を語り、私の心は英知を告げる。


私はたとえに耳を傾け、立琴に合わせて私のなぞを解き明かそう。


どうして私は、わざわいの日に、恐れなければならないのか。
私をとり囲んで中傷する者の悪意を。


おのれの財産に信頼する者どもや、豊な富を誇る者どもを。


人は自分の兄弟をも買い戻すことはできない。
自分の身のしろ金を神に払うことはできない。


たましいの贖いしろは、高価であり、
永久にあきらめなくてはならない。


人はとこしえまでも生きながらえるであろうか。
墓を見ないであろうか。


彼は見る。知恵のある者たちが死に、
愚か者もまぬけ者もひとしく滅び、
自分の財産を他人に残すのを。


彼らは、心の中で、彼らの家は永遠に続き、
その住まいは代々にまで及ぶと思い、
自分たちの土地に、自分たちの名をつける。


しかし人は、その栄華のうちにとどまれない。
人は滅びうせる獣に等しい。


これが愚か者どもの道、
彼らに従い、彼らの言うことを受け入れる者どもの道である。


彼らは羊のようによみ(黄泉)に定められ、
死が彼らの羊飼いとなる。
朝は、直ぐな者が彼らを支配する。
彼らのかたちはなくなり、
よみがその住む所となる。


しかし神は私のたましいをよみの手から買い戻される。
神が私を受け入れてくださるからだ。


恐れるな。人が富を得ても、その人の家の栄誉が増し加わっても。


人は、死ぬとき、何一つ持って行くことができず、
その栄誉も彼に従って下ってはいかないのだ。


彼が生きている間、自分を祝福できても、
また、あなたが幸いな暮らしをしているために、
人々があなたをほめたたえても。


あなたは、自分の先祖の世代に行き、
彼らは決して光を見ないであろう。


人はその栄華の中にあっても、悟りがなければ、
滅びうせる獣に等しい。」
詩篇49:1〜20)



「人は、たとい全世界を得ても、いのちを損じたら、
何の得がありましょう。


自分のいのちを買い戻すために、
人はいったい何を差し出すことができるでしょう。」
(マルコ8:36.37)




「それでは誰が救ってくれるのか」と、自分(この世)から目を離したときに神は、
手を差し伸ばして下さっており、救いの道を用意されているのです。


どうぞ、「道であり、真理であり、いのちである」(ヨハネ14:6)イエス・キリストに目を向け、
滅びではなく、死後に続く永遠のいのちの道を歩んでくだされば幸いです。




「御子(イエス・キリスト)を信じる者は永遠のいのちを持つが、
御子に聞き従わない者は、いのちを見ることがなく、
神の怒りがその上にとどまる。」
ヨハネ3:26)