この時代に流されるな!!
「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、
すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ
知るために、心の一新によって自分を変えなさい。」(新改訳ローマ12:2)
今年になってから、時代の空気が大きく変わったように感じられてなりません。
一般の人には理解できないような事件が続いています。まるで、何かにとりつかれた
としか思えないような事故や事件が・・・。(これ以上何もなければ良いが・・・。)
これは、何も特別な人に起こることではありませんので注意が必要です。
ローマ書でパウロは義認、ユダヤ人の救い、信仰の実践を教えていますが、この12章で
信仰生活の原則的なことを教えているということから、この2節を「自分を律する」という
ような意味で捉えている方が多いようです。
ギリシャ語の原典では、この「調子を合わせるな」は「サスケイナ・ティゾー」という
受動態の動詞が使われており、自制するといった自分の意志で行なえるようなことで
はなく、むしろ「踏ん張っていないと流されてしまう」ほどの流れの中にいるので、「巻
き込まれないようにしなさい」であり、恐ろしいことに知らない内に流されていること
もあるのです。
この時代(世というより原典のアイオーンは限られた期間の時代の意)とは、サタンの
支配が許されている期間です。つまり、今の世界です。
まさしく「飢えた手負いの獅子が道連れとする獲物を狙って歩き回っている」(ペテロⅠ・
5:9)から警戒をしていなければなりません。
時には戦いも避けられません。それゆえに自分の立場を確認し「信仰に堅く立ち、神
に従って、サタンと戦う」(ヤコブ4:7、ペテロⅠ・5:10)のです。
日本の政治も今までにない大きな局面を迎えています。北半球を壊滅に追いやるような
福島の原発の危機はまだ去っていません。イスラエルを取り巻く霊的戦いは、周辺国内
の火種に油を注いでいるようにも感じられます。
主の再臨は近いのか。聖書の言う終末がいつかは判りません。それでも、その風景を
覗かせながら、時が近づいていることには違いありません。
私たち主に召しだされた者(エクレシア・教会)が地上から取り去られた後(携挙)に、
7年間の艱難が始まり、契約の民の救いが完成し、そして、この世は滅ぶのでしょう。
「これらのことをあかしする方がこう言われる。『しかり、わたしはすぐに来る。』
アーメン。主イエスよ、来てください。」(黙示22:20)