目の前にある「逃れの町」に入れ!!
「イスラエル人に告げて言え。わたしがモーセを通してあなたがたに
告げておいた、のがれの町をあなたがたのために定め、あやまって、
知らずに人を殺した殺人者が、そこに逃げ込むことのできるように
しなさい。その町々は、あなたがたが血の復讐をする者からのがれる
場所となる。」(ヨシュア20:2,3)
私たちの教会で奉仕をしてくださっている、アメリカ人宣教師の
メッセージを掲載します。
わたしたちは聖書全体を通して、全き義なる神の救いの全貌を知る
ことができます。罪を知らずに犯させられてしまう私たちに、「主イエ
ス・キリストという逃れの地」を用意していてくださることを感謝します。
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第二サムエル記に興味深い内容の物語があります。2章においては、
アブネルという人がでてきますが、彼はサウル王の将軍でした。
彼は、アサエルに追われていました。アブネルはアサエルを追うこと
をあきらめさせようと説得しますが、失敗に終わります。ついにアブ
ネルはアサエルを槍で突き刺して殺してしまいました。
後に、アブネルはへブロンの町の門の所にいるのがわかります。
へブロンは、六つの「のがれの町」の一つでした。そこで彼は、ヨアブ
に会うのです。ヨアブはダビデの将軍であると同時に、槍で突き殺さ
れたアサエルの兄でもありました。ヨアブは、のがれの町の門の前
でアブネルを捕えて、彼を殺したのです。それはアサエルの死に対
する復讐でありました。(Ⅱサムエル3:27)
ダビデはアブネルの死を悼み、大変印象深い言葉を述べています。
(Ⅱサムエル3:32〜34)ダビデの語っている内容は、次のように心
に響いてくるようです。
「アブネルよ、あなたは何と愚かな死を遂げたものだ。あなたは、のが
れの町の門の所にいたではないか。あなたがなすべきことは、門から
中へと、ただ、歩いて入れば良かったのだ。誰もあなたを縛ることはし
ていなかったのに・・・。愚かな死を遂げてしまった。」
<次に続きます>