目の前にある「逃れの町」に入れ!!(その3)


のがれの場について、次のポイントで考えていきます。・・・・・・・・


のがれの町がつくられた目的
のがれの町は避難する場所として用いられました。


避難場所において、私たちは希望を見出すことができます。


避難場所においては、安全が確保されています。


人をあやめてしまった人がのがれの町に着くと、その町の長老
たちによって彼は迎えられます。そして、人のいのちを奪って
しまった出来事について聴取が行なわれます。


その人の説明が理解できるものであれば、通常の裁判が行なわ
れるまで、その人には生活する施設が与えられるわけです。


そして後日、裁判が行なわれ、有罪無罪の評決が出されることと
なります。


もしその人が意図的に人を殺す目的で行為に及んだと判断され
ると、その人に対する守りは取り去られてしまい、「血の復讐者」
に渡され、そのいのちが取られる結末を迎えます。


この事実は、神の前に罪を持つ人間にも当てはまるのです。


多くの人がキリストの守りという、人にとって唯一ののがれの場
の外にいる
ことに気づかないでいることは恐ろしいことです。


しかし、ひとたびあなたがのがれの町に入るなら、あなたは復讐
者が自分に対して何かをしてくる、という恐れから解放され、安全
に過ごすことができるのです。


クリスチャンもまた、もはや恐れを抱くことはありません。なぜなら、
私たちはもうすでに、キリストをのがれの場として彼の所に逃げ込
んでいるからです。


キリストの内にあるならば、私たちは永遠に安全なのです。ローマ
書8章1節には次のように記されています。「こういうわけで、今は、
キリスト・イエスにある者が、罪に定められることは決してありませ
ん。」


神の御名はほむべきかな! 罪人には、逃げ込んで助けと希望が
与えられる場所があるのです。「血の復讐者」をもはや恐れる必要
のない場所、その場所はひとりの人の内に見出すことができます。


その人の名は、エス・キリストです。<次に続きます>