また、ひとり・・・。


この人たちは皆、信仰を抱いて死にました。約束されたものを
手に入れませんでしたが、はるかにそれを見て喜びの声をあげ、
自分たちが地上ではよそ者であり、仮住まいの者であることを
公に言い表したのです。


このように言う人たちは、自分が故郷を探し求めていることを
明らかに表しているのです。もし出てきた土地のことを思って
いたのなら、戻るのに良い機会もあったかもしれません。


ところが実際は、彼らは更にまさった故郷、すなわち天の故郷
を熱望していたのです。だから、神は彼らの神と呼ばれること
を恥となさいません。神は、彼らのために都を準備されていた
からです。」(新共同訳・ヘブライ人への手紙11:13〜16)







またひとり、主に愛された姉妹が天の故郷に帰って行きました。


3年間という長い入院生活でしたが、息を引き取るその瞬間に、まるで
主の栄光に包まれ主とともに天へ帰っていった、と思わされるような微
かな笑みさえ浮かべ平安の中、この地上を後にしたそうです。


それぞれの人生の旅路を終える日に、今度は決して滅びることのない、
天の御国へと住まいを移すのです。




心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしを信じなさい


わたしの父の家には住む所がたくさんある。もしなければ、あなたがた
のために場所を用意しに行くと言ったであろうか。


行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、あなたがた
をわたしのもとに迎える。こうして、わたしのいる所に、あなたがたも
いることになる
。」(新共同・ヨハネ14:1〜3)