甘いみことば


あなたのみことばは、私の上あごに、なんと甘いことでしょう。
蜜よりも私の口に甘いのです
。」(詩篇119:103)




聖書のみことばは、時には自分を映す鏡となります。


そこには真実なる己の姿を、忠実に映し出します。


ある方にとってはそのみ言葉で傷つけられた、と感じるかもしれません。
またある時には、こころの奥底まで手を突っ込まれたような不快感に襲
われて、受け入れることができないかもしれません。


それは、自分の癒されなければならないこころの傷であり、罪なのです。


聖書のみことばは生きていて力があります。それゆえに、痛みをおぼえる
のです。しかし、それは古い傷のある肉(こころ)と霊(聖霊を宿すところ)
が切り離されようとしているからです。(ヘブル4:12)


全身をむしばむ癌は、体の外から塗り薬をぬっていても気休めでしかあり
ません。痛みがともないますが、病巣を取り去る手術が必要です。


いつまでも、手術の痛みを避けていては直すことはできないのです。


ある時には痛みや恐れさえ感じるようなみ言葉は、その人には必要なので
す。なぜなら、そのみ言葉のメスだけが、その人を癒しに導くことができ
るからです。


やがて、主のみ言葉のすべては、私たちにとって「蜜よりも甘い」ものに
変えられるでしょう。