あなたがたの現状をよく考えよ!!


この宮が廃墟となっているのに、あなたがただけが板張りの家に
住むべき時であろうか。今、万軍の主はこう仰せられる。
あなたがたの現状をよく考えよ。
」(ハガイ1:4,5)



旧約聖書最後のハガイ・ゼカリヤ・マラキ書は、ユダヤ人が捕囚から帰還後に
語られた最後の預言書です。


捕囚を終えてバビロンからエルサレムに帰還した民は、神殿を築き神を礼拝
するという使命を見失い、この世に流されて罪を重ねていました。神殿建築へ
の意気込みは失せてしまい、工事現場も閑古鳥が鳴く始末です。


そして、使命を忘れ「廃墟となった神殿を横目で眺め、立派な自宅建設に関心
を持ってしまった民に主は、あなたがたの現状をよく考えろ」と言われました。


いつの世も、神の感謝は薄れ、次第に肉の思いを満たしてくれるエジプトに心
をとらわれてしまうのでしょうか。


もう一度、神が約束された全ての祝福のひとつ一つを思い出し、御国の建設を
第一優先に据える時、私たちは栄光の富を享受することができることを忘れて
はなりません。


私たちにも「仕事に取りかかれ。わたしがあなたがたとともにいるからだ。」
(ハガイ2:4)という主の声が心に響いてくるようです。



だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、
それに加えて、これらのものはすべて与えられます。
」(マタイ6:33)